スラスラと英語を言えない原因と英語を上達させる基本

こんにちは、ドラゴンです。

今日は、
「なぜ日本人は英語をスラスラと言えないのか?」
について話していきたいと思います。

スラスラと英語を言えない原因

僕らが英語を学習していく際に、
「スラスラと言えるようにならない」
というのはよくある話。

僕もこの壁にぶち当たってました。

でも、よく考えてみて欲しいのです。

なんで、スラスラと言えないのか?ということを。

単語を知らないからなのか、
文法を知らないからなのかとか、
色々な問題はあると思います。

だって日本語であっても、知らない単語もあれば、
知らない文法もあるでしょう。

日本語のネイティブだからと言って、
全部が知っているとは限りません。

それでも日本語を喋れているわけです。

そう考えると英語も同じで、
常に知っている単語と文法でしか喋れません。

これは、どこまでレベルアップしてもそうで、
持てる単語の数や文法の数は常に限定的なのです。

だから、単語や文法を知らないから喋れないというわけではないのです。

もっと正確に言うと、
確かに数多くの単語や多種多様な表現を知っていれば、
なんなりと英語を喋ることは出来るんですが、
そこまでに至るまでにどうすればいいかという話です。

先に結論を言えば、
「自分の言いたいことがまとまっていないから喋れない」
ということです。

日本人はどうしても一対応の訳を考えがちです。

これは日本と欧米の精神性の違いが要因です。

日本は保険にめちゃくちゃ入るんですが、
欧米ではよっぽどではない限り、保険に入りません。

貯金もそうです。

日本人は将来性を考えて貯金をするんですが、
欧米人は今を楽しむことを大事にしているので、
貯金せずに使うという精神性があるわけです。

プレゼントとかを開ける時にも違いがあって、
日本人は梱包から丁寧に剥がすんですが、
欧米人は外の梱包をめちゃめちゃにします。

これは、「中身が大事」という考え方なので、
外側の梱包が綺麗だとかはどうでもいいのです。

これらの精神性が何に繋がっているかというと、
言語を習得する際に、伝わることが大事だと考えるのが欧米人で、
色々な単語や文法を勉強してから喋ろうとするのが日本人です。

だから、日本人だと、
どうしても綺麗な一対応の訳を考えてしまうわけです。

例えば、
「努力を惜しみません。」
と言いたい時、なんて訳しますか?

正確な訳だと、

I will spare no effort.

になります。

惜しむがspareで、努力がeffortになります。

このように、
それぞれに対応する訳を持っていれば、
そのまま訳すことが出来ますが、
持っていない場合はどうしますかね?

ネットで調べられる時はいいですけど、
実際に喋っている時だと、そんな暇はないはずです。

じゃあ、知っている単語や表現で喋る必要があります。

スラスラと英語を喋るためには何をすればいい?

そうなった時に、
「自分が何を言いたいのか?」
をシンプルにする必要があります。

先ほどの例で言えば、
「努力を惜しみません。」って言葉を
言いたいわけではないですよね。

要は、何を相手に伝えたいかということです。

つまり、
「頑張ります!!」
ということを伝えたいがために、
「努力を惜しみません。」
って表現が出てきたわけです。

そう考えてみたら、別に、

I’ll do my best.
(ベストを尽くします。)

でも良くないですか?

こっちの言い方だったら、
まだ知っている人の方が多いと思います。

だけど、
「努力を惜しみません。」っていう字面に引っ張られて、
中々、I’ll do my best.が出てこないのです。

なぜかというと、
自分が何を言いたいかがわかっていないからです。

実際に会話している時に、
辞書やネットで検索したりすることは出来ないので、
瞬時に言いたいことを変換する必要があります。

自分が何を言いたいのかをですね。

自分の脳内の辞書からしか、
単語や表現を引っ張ってくることが出来ないので、
ここに慣れていないとフリーズしてしまいます。

さっきの話だと、

「あ、努力って単語なんて知らへん。惜しむも知らへん。無理や。」

ってなり、言いたいことが言えず、
黙ってしまうみたいになるわけです。

英語は当たり前ですが、喋らないと上達しないですし、
喋れなかったということは上達する機会を逃していることになります。

なので、いつになっても、
スラスラと言えるようになる日は来ないのです。

そうならないためにも、
まず、自分の言いたいことをシンプルにしてみて、
知っている表現で逃げるしか方法はありません。

後で、努力を調べてみたり、惜しむを調べたりしてみて、
I will spare no effort.という表現を手に入れたらいいのです。

上達の基本は、逃げの表現で、その場乗り越えて、
後で調べて新しい表現を手に入れるの繰り返しです。

最初にも言ったように、
常に単語の数や表現は限定的だからです。

全てを手に入れることは出来ないので、
逃げて喋ることが英語が喋れるようになると言ってもいいです。

もう、もはや日本語も同じです。

何か議論をしようと思っても、
難しい単語や表現を知らないと出来ないわけです。

だから、その場合も、
自分が知っている単語や表現で乗り越えるしかないのです。

そうして、知っている単語や表現の数が増えれば、
何パターンかから選べるようになって、喋りが多様になるという感じです。

これからは自分が何を言いたいのかを客観視して、
逃げて喋れるようになると、すぐに英語は上達します。

ではでは今日はこの辺で。

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