発音が速攻で良くなる日本人的発音法

こんにちは、ドラゴンです。

この前、こんな記事を書きました。
何回聞いても意味がないなら、リスニング力を上げるにはどうすればいい?

その記事では、発音の話をしたのですが、
今回も「発音」について話していきたいと思います。

言語学習において、
発音はかなり肝になってくるパートです。

僕の中でもコミュニケーションが上位にあるので、
正直、リスニングとスピーキングだけで良いと思っています。

でも、並行して文字ベースでも勉強するので、
同時にリーディングもライティングも出来るわけです。

その1つとして、発音矯正について今日は話します。

記号である文字の解釈は無数にある

文字の発明は、
人類の発展に多大なる寄与をしたわけですが、
それによって弊害はもちろんあります。

それは、解釈が人によって異なるということです。

これが、発音出来ない根本的な原因の大きな1つです。

どういうことかというと、
ロシアの言語学者であるローマンヤコブソンが、

A rose is not red.

と過去に言ったのですが、

これは、
人によってイメージするバラの赤色は違う、
ということを意味しています。

まさにその通りで、
例えば、「赤いものと言えば?」となれば、
どんな赤いものを連想しますか?

人によっては、
リンゴやバラやトマトなどで違うはずです。

しかも、それぞれのリンゴやバラやトマトも、
人によってイメージが異なるという結果になります。

この結果からもわかる通り、
言葉に対するイメージが人によって異なるのです。

で、この話を大きくしたのが言語なんです。

例えば、hotelという単語。

英語の発音記号では、hòʊtélと書きます。

これを僕ら日本人の発音記号で言えば、
何になると思いますか?

それは、「ホテル(hoteru)」です。

じゃあ、フランス語では?

「ɔ.tɛl」です。

誰がホテルを日本で初めに聞いて、
ホテル(hoteru)と解釈したのかは知らないですが、
これが原因で正しく発音が出来ないんです。

英語の発音のHotelを聞いても、
到底、ホテル(hoteru)には聞こえません。

でも、僕らの認識は、
Hotel=ホテル(hoteru)なわけです。

そりゃ、わからんわって感じです。

だって、僕らがイメージしてる音と違うからです。

英語ネイティブは、Hotelを、
hòʊtélと認識しているし、フランス人はɔ.tɛlなだけです。

逆に言えば、シンプルに音が違うだけです。

ただそれだけと分かれば、
気もだいぶ楽になると思いまよね。

まぁ、何が言いたいかというと、
僕らは五十音でHotelを表さないといけなかったので、
近似値として編み出したのがHoteruなんです。

じゃあ、僕らが何をしたら良いかというのは、
ここまで話したらわかりますよね。

それは、自分の中で近似値を作るということです。

1番良いのは、音を聞いて、
そのまま頭の中でイメージを作ることなのですが、
自分の音をカタカナで書くのもありです。

ホテル(Hoteru)ではなく、
「ホ!!テエル」みたいに自分が聞こえた音を書くわけです。

それをそのまま発音すれば良いのです。

そうすると、自分なりの発音表を作ることが出来るし、
その結果、カタカナの表記に引っ張られなくなります。

日本人の認識では、
ホテルはHoteruなんです。

それはもう変えられません。

なので、自分で作るしかないのです。

もちろん、英語の発音記号が読めれば良いのですが、
発音に慣れていないのであれば、そんなことをする必要はなくて、
自分なりの発音記号を作れば、割とうまく出来ます。

Hotelであってもなんであっても、
何回も音を聞いて、自分なりの近似値の発音記号を作れば、
ネイティブと近しい音は出せるようになるのです。

昔の人がちゃんと音を転写してくれたら良かったんですが、
なぜかそれが出来なかったぽいので、そこは仕方がありません。

そう考えると、ある意味、
自分のなりの発音記号は人それぞれになるはずです。

だって、聴き慣れていない音ですし、
その音を自分でカタカナに当てはめるので、
人によって違う風に聞こえるはずです。

そして、発音にもパターンがあるので、
やっていくウチに慣れていくはずです。

まぁ、まとめると、
音を聞いて自分なりの発音記号をカタカナで作る
ということです。

そうすれば、日本語表記の音に引っ張られなくなります。

今回は、小ネタ的な感じでしたが、こんな感じで。

 

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