butを分解すると、実はby+outになる話を理解すれば、by関連は余裕になる

こんにちは、ドラゴンです。

今日もコアミーニングを理解していきたいんですが、
ここで使う「理解する」とは、どういう状態なのか?

それは、単語を丸暗記するのではなく、
しっかりコアミーニングを捉えようということです。

中学生英語からでいいので、
しっかり捉えていくと自ずと変化していきますし、
英語に対する印象も変わってくると思います。

なにより、楽しいですしね。

さて、今日は、「by」という単語です。

「by」のコアミーニング

「by」は、中1で習いますよね。

でもって、byはなんて覚えましたか?

普通に、「〜によって」とかですよね。

別に間違ってはいないんですが、
いつも言うように、例外になると意味の整合性が取れません。

だって、例えば、
「by the way」ってどう説明しますか?

「〜によって」だと説明が付かないですよね。

これも後で話しますが、まずは、結論から。

「by」のコアミーニングは、
「そばに」という意味です。

例えば、

John was killed by Tom.

という文章があったとします。

画像を作ってみました。

本当におさらいからしましょうか。

be+過去分詞なので、
この文章は受動態ですよね。

受け身ってやつです。

一応訳してみると、
「ジョンはトムに殺された。」
と、なります。

通常、中1の英語の授業だと、
このまま次にいくと思いますが、
もう少し、深く掘りましょう。

さっき言った通り、

John was killed=ジョンは殺された

なので、ここまでは大丈夫ですよね。

では、

by Tom=???

が何か、ということです。

まぁ、
冒頭でコアミーニングを言っているので、
すでに分かっていると思いますが、

by Tom=トムのそばにいた

になります。

なぜ、画像を作ったかというと、
本当にあの画像のイメージだからです。

ジョンが殺されているそばに、
ナイフを持っているトムがいるという状況です。

そうなった時に、
誰が犯人になるかというと、
トムになるのです。

この図のようなイメージから、
「by=〜によって」が生まれたわけです。

そもそも、なぜそうなるかというと、
英語というのは「責任の所在」を明らかにしたがる言語です。

曖昧なことが嫌なんです。

だから、事件が起きて、
「トムがそばに立っていただけ」なのに
トムは犯人になってしまいます。

なんとなくわかりますよね。

意味が分からなくてモヤモヤしていたとしても、
それは良い証拠なので、構わず進みましょう。

では、次は「機能を表すby」です。

He went to Tokyo by car.

この場合、byの後に冠詞が付いていないですよね。

なので、物質的な車そのものというより、
車の機能や、車の力を指しています。

ここからわかる通り、
「彼にそばに車があって、それで東京に行った。」
ということです。

じゃあ、次、
「by the way」だとどうですかね?

冒頭にも出てきましたが、
「the way」のそばに寄るのです。

車を走らせていて、
道路脇に寄って、停車するイメージです。

デートで車を使っていて、
彼氏が神妙そうな顔で車を脇に止めて、
まさに、

「ところでさぁ…」

って切り出す感じです。

これと同じなので、話の展開が変わる時に、
「by the way=ところで」になるわけです。

その他で話が変わる接続詞で、
「but」ってありますよね。

これを最後に説明しましょう。

「but」のコアミーニングもbyに関係している

butも話を変える単語の1つですが、
butは元々、「by+out」だったのです。

例えば、

I have a car, but it’s not in good shape.

という文章があったとします。

「I have a car」は分かりますよね。

「in good shape」は、「調子が良い」です。

「車を持っているけど、調子が悪いんだよ。」
っていう意味になります。

ここにおける、butのbyは、
前後の文にある何らかの関連性を示しています。

前文と後文が「そばに」あるのです。

そばにあるのと同時に、outもあります。

要はこんなイメージです。

I have a carというボックスに、
考えられ得るパターンが入っているイメージで、
その中からある状況をoutしている感じです。

車検中だとか、今はバンパーが取れているんだよとか、
何でも良いですが、その中から1つ状況を取り出しているようなイメージです。

だって、

I have a car, but…

って途中で止められたら、

「なんだなんだ?!!」

ってなりますよね。

自分の頭の中で、
色々な文章を考えるはずです。

友達同士で、
「今度、車でどっか行こうぜ!」
って話になり、

「おれ、車持っているよ!でも…」

って言われているイメージで、
その先には無限のパターンがあります。

そのパターンを1つ抽出(out)しているわけです。

ここからでもわかる通り、
「英語において、butは後の文章が大事!!」
って言われますよね。

butの後に、言いたいことがあるのです。

ここまでは、大丈夫ですかね。

では、ちょっと違う例文を。

I know nothing but that she is sick.

だと、どうなりますかね。

「私は何も知らない」という箱から、
「彼女は病気である」というボールが出てきます。

つまり、

「私は、彼女が病気であるということ以外は何も知らない。」

になるのですが、

何も知らないのに、
彼女が病気であるという状況を知っているのはおかしいですよね。

イメージとしては、

「私は知っている」という箱から、
「彼女は病気である」というボールを1つ取り出し、
それ以外のボールは入っていないのです。

そういう風に捉えます。

ここまで来たら、
もっと速習することができます。

例えば、standbyって単語もそうです。

スタンバイというのは、
「待機する」という意味ですよね。

これは、

stand(立つ)+by(そばに)

だからなのです。

ステージに立つそばにいて、
準備しているイメージです。

因みに、standのstには、
「じっとして動かない」というニュアンスがあります。

この記事でも話しましたよね。
(関連記事:ストックよりもフローを優先する

まぁ、こんな感じで、
stもそうですし、byが入っているワードなら、
どっしり構えてオッケーです、対応可能です。

どんどん、繋がっても来ますしね。

まぁ、もう1回読んでみると、完璧になります。

今日はこの辺で。

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