こんにちは、ドラゴンです。
日本人には、
「多ければ、多いほどいい」
という精神性があります。
無いより有った方がいいという考え方です。
これは、仕事にでも出ますよね。
ビジネスメールでも、
無駄な文章をごちゃごちゃ付けると思います。
「結論をまず述べよ!」って感じですが、
変な御託を並べている方が無難なわけです。
もし、それを付けずに送って、
取引が無くなるよりマシだからです。
しないよりした方がいいに越したことはないですが、
これは日本語領域においてだけ、有効だということです。
そういう背景があるので、
日本語でも無駄に付け足しますよね。
でもとか、そして、とか、ただとか、
いわゆる「接続詞」と言われるものを多用します。
ある意味、仕方ないことですし、
ここに関して良し悪しを述べているわけではありません。
「そういうものだ」ということです。
ただ、この文化を英語に持ち込むと、
英語を話す感覚の人からすれば不自然になるのです。
今日は、そういった話です。
英語を扱うネイティブの感覚
さきほど、日本人の精神性を話しましたが、
英語を扱うネイティブの感覚は「less is more」です。
この言葉は、芸術家や建築家が愛した表現ですが、
要は「シンプルにこそ美がある!」という感じです。
転じて、ミニマリストにも好まれている考え方です。
「少なければ少ない方がいい」ってわけじゃなくて、
ある程度少なくして、その少なさを洗練させるわけです。
「無駄を省く」という感じですかね。
冒頭の話で言えば、
接続詞を出来るだけ使わないということです。
僕ら日本人からすれば、何か不自然に感じますが、
それは感覚が違うので当たり前と言えば、当たり前です。
ネイティブからすれば、
接続詞で付け足した英語の方が不自然に感じます。
もちろん、それでも通じますし、
意味も間違っているわけではないんですが。
例えば、
「時間通りにそれを終わらせようとしたけど、出来なかった。」
という文を訳してみてください。
日本人の感覚だと、
I tried to finish it, but I could not finish it on time.
になりますよね。
因みに、on timeは「時間通りに」です。
でも、ネイティブ的感覚は、
I tried in vain to finish it on time.
になります。
in vainは、「無駄に」という熟語です。
つまり、
無駄に終わらせようとした=終わらせることが出来なかった
という表現になります。
接続詞のbutが無くなった分、スマートになりましたよね。
文法上に否定は見えないですが、
否定的な意味があることで、文章自体が短くなり、
こっちの方が自然だったります。
では、これはどうですか?
「彼はその問題を解こうとしたがだめだった。」
He tried ??? to solve the problem.
???には何が入るかわかりますよね。
もちろん、in vainになります。
じゃあ、次は、in vainの応用にチャレンジしましょう。
He started a business in a vain attempt to become rich.
ちょっと嫌な例文ですけど。笑
一応、ヒント。
attemptは、「試み」という名詞です。
後、in vainがattemptとくっ付いているので、
in a vain attemptになっているのにも注目です。
さてさて、彼は起業に成功して、
金持ちになったんですかね?
答えは、Noです。
残念ながら、失敗です。
まぁ、これを読んでいる人で、
起業しようとしている人は、諦めないでくださいね。笑
僕も失敗してきて、今があるので、ぜひ挑戦を。
で、さっきのvainは否定に働くので、
「彼は、金持ちになるために起業したけど、結局上手くいかなかった。」
です。
こんな感じで、vainを使うと、
接続詞を使わなくて済むし、否定文にしなくていいし、
なにより、ネイティブライクになります。
英語を扱うネイティブの精神性が分かれば、
なぜ、こういった形を取るのかがわかりますよね。
ぜひ、英語でも無駄を感じで、省いていきましょう。
今日は、短いですけど、この辺で。
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