無冠詞の名詞は概念世界に存在している

こんにちは、ドラゴンです。

今回は、「無冠詞」の話をします。

以前、概念の話をしたのですが、
この記事はそちらの概念の話を理解した上で読んだ方が、
理解が深まるので、まずはそちらからどうぞ。
(→概念操作を使って、冠詞の「aとthe」の違いを見極める

まぁ、その話を前提に進めていきます。

ではいきましょう。

a(an)とかtheが付かない無冠詞の名詞

名詞の中には、
無冠詞の名詞というものがあります。

この場合は、
単に名詞として使われているのではなく、
動詞的な意味があるから無冠詞なのです。

実際に見た方が早いので、見てみましょう。

例えば、

I went to school yesterday.

という文だと、

「昨日、学校に行きました。」

って意味になるわけですが、

このschoolは、
「勉強するところ」という機能を表しているので、

イメージ的には、現実世界ではなく、
概念世界にあると捉えているわけです。

このschoolは映像化しにくいですよね。

それは、概念世界にあるからです。

他には、

I’m going to bed now!

だと、

「もう寝るね!」

となります。

この場合のbedは、
物理的な自分のベッドを指しているのではなく、
「寝るところ」という概念を指しています。

逆に、

I went to the bed.

だと、

寝るためではなくて、
「物理的なベッドに(何かをするために)行った。」
となります。

bedの後に、to ~があれば、
何のためにベッドに行ったかが分かります。

他にも、

She is in hospital.

だと、

「彼女は入院している。」

になります。

病院という概念の中にいるわけです。

このhospitalは無冠詞なので、
本来の目的である「入院」という機能を表しています。

もし、

She is in the hospital.

だと、

「彼女は病院の中にいる。」

という物理的な建物の中にいることになります。

theを付けるかどうかで、
概念世界なのか現実世界を区別しているのです。

では、

go to sea

はどうですかね?

「海に行く」と思いきや、
「船乗りになる」という意味になります。

無冠詞だと概念になるので、
本来、海に行く人というのは「船乗り」なのです。

もし、「海に行く」と言いたければ、
theを付けて、go to the seaかgo to the beachと言います。

存在する海の話をするのでtheを付けるわけです。

海には、seaとか、beachとか、
seasideとか色々な言い方がありますが、
これは国によって違うだけです。

方言レベルって感じですね。

では、

He is at sea.

はどうですか?

海の上にいるわけですが、
無冠詞だと概念的な意味になるので、

「彼は航海中です。」

となります。

輪郭がボヤけているもの

他に無冠詞になる名詞は、
「輪郭がボヤけているもの」
です。

輪郭がボヤけているので、
数えようと思っても数えられないのです。

どんな名詞があるかというと、

water
coffee/tea
beer
cola
wine
love
happiness
gas
rain
information
advice
people
fruit
money

などです。

よく間違えるのが、adviceですね。

これも数えられません。

因みに、fruitは、
bananaやappleやorangeを含む抽象概念なので、
fruit自体は全くイメージが出来ません。

fruitを想像すると言っても、
出てくるのは、具体的な果実ですよね?

だから、fruit自体は概念なのです。

moneyもそうです。

moneyは、billやcoinとして存在していて、
money自体をイメージすることはできません。

したがって、数えられないとなります。

後、液体なども基本は数えられないですが、
グラスやカップなどで飲む場合は、数えることが出来ますよね。

a cup of coffee

とかって言うのは、数えられるからです。

もし、メニューなどを見て、
「あのビール!」って注文する場合は、
「the beer!」とも言えます。

まぁ、こんな感じで、
冠詞は概念かどうかで判断すると分かりやすくなると思います。

概念世界なのか?現実世界なのか?の見極めに慣れていきましょう。

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