どうも、ドラゴンです。
この度は、
「英語をロジカルに学び、プラグマティックに身に付ける企画」
に興味を持って下さり、ありがとうございます。
ここだけでしか言わないことも話していこうと思っています。
さて、今日は「ロジカル」について。
英語をロジカルに学ぶとはどういうことなのか?という話です。
僕が勉強する上で大事だと思っていることは、
「ロジカルとプラグマティックのバランス」です。
英語学習のロジカルに学ぶと言えば、
その1つとして、「概念を掴む」というのがあります。
今までたまに言ってきたコアミーニングというやつです。
単語のコアミーニングを掴んでいないと、
派生する単語の意味が捉えられない場合があったり、
似ている単語の違いが分からなかったりします。
実はですね、
僕らは日本語に関しても概念で捉えています。
例えば、「荘厳」と「壮大」の違いってわかりますよね。
言葉で言えなかったとしても、
なんとなく違いが思い浮かぶはずです。
僕の中での荘厳というのは、
重厚感や歴史を感じる様子やそれが感じられる建築物のイメージです。
それに対して、壮大というのは、
スケール感が果てしない様子やそれに類する自然のイメージです。
あなたは、どんなイメージが出来ましたか?
今こうやって僕が表せたように、
実は僕らもこのように日本語の単語を認識しているのです。
要は、今までに荘厳さを感じる状況に何度も出会い、
「これが荘厳という感じか〜」とか、
「これが壮大という感じか〜」というのを何回も体感し、
それらの定義が自分の中に構築されてきわけです。
荘厳や壮大という言葉を使う色んな場面を何度も経験し、
それらをなんとなく抽象化して、頭の中の辞書に概念として保持しているのです。
長い年月を掛けてあらゆるパターンを集めたから、
僕らは辞書を使わずに日本語を習得してきたのです。
もちろん、これを同じように英語でもやっていいのですが、
色々なパターンを集めて、抽象化するのには時間が掛かります。
では、英単語の話で言えば、
僕らはあえてその抽象化する作業をショートカットして、
先に抽象化した概念を理解しながら単語を覚えつつ、
色々なパターンで実際に実践しながら覚えるのがベストなのです。
これがロジカルで学び、
プラグマティックに身に付けるということです。
例えば、「beautiful, pretty, cute」の違いは分かりますか?
僕はよく女性と遊ぶので、
言い間違えたら、普通に大問題に発展します。
日本人の僕らからすれば、意味は同じですが、
当たり前ですが、ニュアンスはそれぞれ違います。
でも、それを、
単に可愛いや美しいで一括りにしていたら、
英語を正しく使いこなすことが出来ません。
別に正しさが全てではないので、
間違いは気にせずどんどん発音していくべきですが、
間違いを正さないのとは、また話は別です。
なので、僕らもそういったニュアンスを理解しないといけません。
言葉ではなく、ちゃんと概念として理解することが大事なんです。
概念とは、抽象度が高く、
なんとなくでしか言語化できない存在です。
意味を覚えるのではなく、その概念を捉えるのです。
さっきの「beautiful, pretty, cute」で言えば、
それぞれの概念ってどんな感じになりますかね?
それぞれの単語をgoogleで画像検索してみましょうか。
出てくる画像が全く違います。
そうすると、
それぞれの単語を使う対象が見えてきます。
どんな時に、何に対して使うべきかというのが、
言葉で理解できなくとも、ぼんやりと捉えられるはずです。
beautifulは綺麗目な女性が多く、
prettyは綺麗な女性もいれば、可愛い子供もいて、
cuteだとアニマやキャラが出てきます。
このようにコアミーニングをしっかり捉えると、
何回も反復練習をして暗記をする必要がなくなり、
脳に対しての負荷を劇的に下げることが出来ます。
確かに、何回も反復練習をして、
「脳が大事だ!」と認識すれば意味は覚えられますが、
負荷もかかるし、微妙なニュアンスが掴めません。
後、シンプルに暗記ってツマラナイですしね。
まぁ、ここまでがコアミーニングの話です。
もう1つは「語源」を理解することです。
例えば、
接頭辞に「ad」が付いている英単語には、
「(物理的にも精神的にも)接近する」
という意味が込められています。
adが付く単語は、
add…加える
advertisement…広告
adjoin…隣接させる
などがあります。
何かしらを接近させるから、
こういった単語には、adが入っているわけです。
このadの語源を理解していることが、
どれほど有用であるかを残りで話していきす。
例えば、この英文を訳しましょう。
You will soon adapt yourself to this new life.
あなたは、新生活にすぐにあなた自身をadaptするでしょう。
って訳すことが出来ますよね。
仮にこのadaptの意味が分からない場合でも、
「ad=接近する」とさえ理解していれば、
なんとなくニュアンスだけでも掴めるはずです。
「あ〜、なんとなく新生活に自分が接近するんだな〜」
ってわかるじゃないですか。
もう少し考えれば、「慣れる」が浮かんでくるはずです。
普通は、adaptを「適合させる」と覚えているので、
その意味だと、なんかしっくり来ないんですよね。
ただ、adさえ分かっていたら、
最低でもadaptの意味がぼんやりと捉えられ、
深く考えれば、正確に理解できるわけです。
「自分自身が新生活に接近するイメージ」
がパッと浮かんでくると思うので。
でも、「適合させる」のように、
1対1の訳で覚えていたら、そうはなりづらいです。
そうはなりづらいということは、
汎用性がめちゃめちゃ低いということです。
逆に、語源を捉えていたら、adだけでも見ても、
「ad+〇〇」の意味全てが理解に容易くなります。
要は、「組み合わせる力」が劇的に上がっていくのです。
このような理解の仕方は、
正直センスであり、英語力が上達する人は、
総じて、センスが洗練されています。
夏目漱石の、
「I love you.=月が綺麗ですね。」
も完璧にセンスじゃないですか。
センスが洗練されると、
1を覚えるだけで10を派生させることができるので、
少ない単語力で日常会話が出来るようになります。
そのセンスも、英語をロジカルの視点と、
プラグマティックな視点との両輪で捉えることで洗練されていきます。
それに対し、1対1の訳で単語を覚えていると、
どうしても柔軟性に欠けてしまいます。
さっきの例で言えば、「適合させる」から抜けられないのです。
なので、今回の企画は、
英語をロジカルかつプラグマティックな視点で捉えつつ、
英語をマスターしながらの能力開発を目指しています。
これを機に、抜群なセンスを身に付けて頂きましょう。
企画に関しては、明後日に発表します。
それまで、楽しみにしてください。
前代未聞と言うと大袈裟かもしれませんが、
今までにない視点で英語を捉えられるようになるはずです。
明日は、プラグマティックの話をします。
ではでは、また明日。